【必読】First-Time Home Buyersが利用できる5つのプログラム
カナダでは、初めて不動産を購入する方々に向けて、いくつかの支援プログラムがあります。これらのプログラムには連邦政府と州政府が提供するものがあります。
上手に活用して、夢のマイホームに一歩近づきましょう。
HBP (Home buyers' Plan)
HBPでは、RRSP (Registered Retirement Savings Plan) から最大$60,000まで非課税で引き出すことができます。2024年のカナダ政府予算案により、引き出し限度額が一人当たり最大$35,000から$60,000に引き上げられました。
このプログラムを利用するには、カナダで初めて家を購入または建築契約を結び、1年以内に対象物件に入居する必要があります。過去にHBPを利用して不動産を購入したことがある場合、以下の条件を満たせば再度利用可能です:
自分または家族がディサビリティ TAX Credit Certificateの保有者で、居住または同居の目的での利用。
別居や離婚後に再度HBPを利用する場合。ただし、別居のタイミングや新しいパートナーとの本宅利用について細かな規定があります。
購入した家に4年以上住んでいない場合(配偶者やコモンローンパートナーも含む)。
例えば、結婚する前に家を購入していた夫が結婚後もその家に住んでいない場合、妻がHBPを利用することができます。また、夫も3年間住んでいない場合は、4年目にHBPを再利用できます。
FHSA(First Home Saving Account)
2023年4月1日から導入されたFHSA(First Home Savings Account)は、カナダで初めて家を購入する方を対象とした貯蓄口座です。FHSAに拠出することで、以下の2つの重要な税制メリットを享受できます。
税控除: FHSAへの拠出金は、RRSP(Registered Retirement Savings Plan)と同様に税控除の対象となります。
非課税引き出し: 初めての住宅購入のためにFHSAから引き出す際には、TFSA(Tax-Free Savings Account)のように非課税となります。
このため、FHSAはRRSPとTFSAの良いところを併せ持つ、非常に有利な貯蓄口座となっています。
詳しくは、こちらのページをご参考ください。
First-Time Home Buyers’ Tax Credit (HBTC)の税額控除申請の条件
条件を満たした住宅を購入した場合、最大で$10,000の税金控除を申請し、$1500のタックスリターンを受けることができます。(*2024年現在)
・HBTCの額は、住宅を購入した年の最低個人所得税率に基づきます。
・個別で申請することも可能(Non - refundable creditはそれぞれ$750まで、合計で$1500)
・条件を満たした物件を’購入した場合のみ適用されます。
対象物件は、戸建て、タウンハウス、セミデタッチハウス、コンド、アパート、モバイルホームとなります。
First-time home buyers Program (不動産取得税の控除 )
BC州、オンタリオ州、プリンスエドワードアイランド州では、初めて住宅を購入する方を対象とした不動産取得税の控除プログラムが用意されています。このプログラムでは、不動産取得税が全額または一部免除される場合があります。
不動産取得税は、購入時の価格に基づき、クロージング(決算)時に支払う必要がありますが、カナダ国内外を問わず、本宅として利用する家の購入に際しては、規定に基づいて免除や還付が適用されることがあります。
BC州については、こちらのページをご参考ください。
GST New Housing Rebate
British Columbia Goods and Services Tax (GST)の5%がプリ・セールなどの新築物件を購入する場合、必要となりますが、以下の条件で一部が控除になります
$350,000以下の物件で本宅として購入すること
物件価格の36%の5%=$6300が控除
・$350,000以上 $450,000未満の場合
$6,300 X($450,000-purchase price) / $100,000
また、プリ・セール物件をご購入する際は、購入価格に既にGSTが含まれているかどうかを確認してください。さらに、過去に居住用として登録され、すでにGSTが支払われている物件であれば、再度GSTを支払う必要はありません。
いかがでしたでしょうか?
カナダでの不動産購入を支援するために用意されたこれらのプログラムをうまく活用することで、初めての家購入がよりスムーズに、そしてお得に進められる可能性があります。
それぞれのプログラムには条件や細かい規定があるため、事前にしっかりと確認し、自分に最適な方法を見つけることが大切です。
夢のマイホームに一歩近づくための参考になれば幸いです。
もし質問や不明点があれば、お気軽にお問い合わせください。
Comments