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カナダ銀行が政策金利を0.25%引き下げ!モーゲージへの影響は?

本日、カナダ銀行(Bank of Canada)が政策金利を0.25%引き下げると発表しました。これにより、プライムレートは5.20%から4.95%へと下がります。




カナダ経済について

カナダ経済は2024年の第4四半期に2.6%成長し、予想を上回る結果となりました。これまでの利下げが後押しし、借入コストの低下が住宅市場を活性化させたことが大きな要因です。しかし、2025年第1四半期には貿易摩擦の影響が本格化し、経済成長が鈍化する見込みです。企業の投資が先送りされ、消費者も慎重な姿勢を見せており、今後の景気動向には不安が残ります。


雇用市場は2024年11月から2025年1月にかけて好調でしたが、2月には伸びが鈍化。これまでの利下げが雇用創出に貢献していましたが、貿易摩擦の影響で今後の雇用環境にも影響が出る可能性があります。

インフレ率は1月時点で1.9%でしたが、3月には一時的な税優遇措置の終了により、2.5%程度まで上昇すると予測されています。住宅コストの上昇もインフレを押し上げる要因となっており、新たな関税によるさらなる物価上昇が懸念されています。


アメリカ経済の影響

現在、米国との貿易摩擦や新たな関税が影響し、今後の経済には不透明感が漂っています。さらに、政府の政策変更が相次ぎ、先行きが読みにくい状況です。

アメリカ経済も減速の兆しを見せており、株価の下落や国債利回りの低下が目立っています。原油価格の変動が激しく、カナダドルも対米ドルではほぼ横ばいですが、他の通貨に対しては若干価値を下げています。


今後の見通し

今回の利下げは、経済成長の減速とインフレのバランスを取るための措置ですが、貿易戦争による影響を完全にカバーするものではありません。今後もインフレや景気動向を慎重に見極めながら、追加の対策を検討していくとみられます。


次回のカナダ銀行の政策発表は2025年4月16日に予定されています。


現在の金利変動が自分のモーゲージに与える影響

月々の支払いが変動するタイプの変動金利モーゲージを利用している方にとっては、借入額10万ドルごとに月々約15.34ドルの支払いが減少する計算になります。


一方で、変動金利商品を持ちながら月々の支払いに変化がない方は、固定支払いの変動金利を選択している場合があり、この場合、元本への返済額が増えることになります。


固定金利については、カナダ中央銀行の政策発表で利下げが行われた場合でも、直接的に固定金利に影響が及ばないことがあります。固定金利はカナダ国債の金利に連動しているため、利下げが必ずしも固定金利に反映されるわけではなく、市場の動向や投資家の反応によって変動することがあります。今後も市場の動きに注視することが重要です。


金利が下がった今、モーゲージの見直しは絶好のチャンスです。どれくらい節約できるか気になる方は、ぜひご相談ください。


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