家を売らなくても使える!知っておきたいエクイティ活用法
- natsukigash
- 10月20日
- 読了時間: 3分
まだ家を売る予定がなくても、金利の上昇で支払いが厳しく感じることがあります。
そんなときは、売買のことだけに意識を向けるのではなく、すでに持っているもの——ホームエクイティ(家の資産)——に注目してみましょう。
これだけで考え方が変わり、状況を前向きに捉えられることがあります。これはどの住宅所有者にも活用できる考え方です。

ホームエクイティとは?なぜ重要なのか
ホームエクイティとは、現在の住宅の価値からモーゲージ残高を引いた差額のことです。モーゲージを返済するにつれて、この差額は徐々に広がり、さらに住宅価格が上昇すれば、持ち分も増えていきます。
多くの人は「エクイティは家を売るときだけ役立つ」と考えがちですが、実はそうではありません。ホームエクイティは、売る前でも活用できる強力な資産です。
資産を増やす
リフォーム費用の捻出
高金利ローンの一本化
子どもの教育費や生活支援
など、さまざまな用途で活用できます。
今こそホームエクイティを活用するタイミング
カナダでは、以下の状況がホームエクイティの価値を高めています。
住宅の購入しやすさ改善:最近、モーゲージ金利が下がり、月々の負担が軽くなっています。
高価格地域の価格がやや落ち着き:一部の人気都市では、価格が少し下がっています。
2025年に向けて更新期を迎えるモーゲージが多数:固定金利モーゲージの更新を控える世帯が多く、エクイティがあることで選択肢が広がります。
こうした環境では、ホームエクイティは単なる「安全クッション」ではなく、戦略的な資産になるのです。
活用例
リフォーム:屋根やキッチンの改修など、住宅の改善費用にホームエクイティ(HELOC)を活用することで、快適さや住宅の価値を高めることができます。
借金の一本化:高金利のクレジットカードや自動車ローンを、低金利のモーゲージ借入でまとめることで、支払いを簡単にし、総利息を減らすことが可能です。
2軒目購入の頭金:既存住宅のエクイティを活用して、投資物件や賃貸物件の頭金に充てる方法もあります。
リスクと注意点
ホームエクイティを活用するのは強力ですが、慎重に行うことが大切です。
借りすぎに注意:利用できるからといって全額借りるのは危険。余裕を持ちましょう。
金利と返済期間を理解する:HELOCやセカンドモーゲージを利用すると、月々の支払いや総利息が変わります。
リターンを意識する:使い道は価値を生むものに限定しましょう。改善や投資、借金返済などがベストです。
ホームエクイティを賢く使うステップ
モーゲージブローカーや既存のモーゲージを組んでいる金融機関に相談:安全にどれくらい利用できるか確認。
選択肢を比較:セカンドモーゲージ、HELOC、キャッシュアウトリファイナンスなどの条件を比較。
キャッシュフローの計画:「最悪のケース」を想定して支払い計画をシミュレーション。
賢く活用:改善、投資、借金返済など、価値を生む用途に。
定期的に見直す:住宅価値やモーゲージ残高の変化に合わせて戦略を更新。
なぜほとんどの住宅所有者に関係するのか
たとえすぐに売却の予定がなくても、ホームエクイティがあることで選択肢や金融のレバーを持てるという強みがあります。
不確実な時代において、これは多くの人が見過ごしがちな強みです。
まずは、自分のホームエクイティがどれだけあるか、知りたいかたはお気軽にご相談ください。
















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