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新年を迎えてー2023年経済・金利の展望


明けましておめでとうございます。昨年は、ブログを通じて、カナダ・日本・海外からと、多くの方に読んで頂き、大変嬉しく思います。


不定期なブログ更新ですが、お役に立つ情報を発信していきたいと思います。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。





2022年を振り返って

2022年は、多くの人にとって忘れることのない年であったといっても過言ではありません。


2022年の年明けは、カナダの住宅価格が史上最高値に達したことから始まりました。

また、上昇したのは住宅価格だけではありません。2022年の夏には、インフレ率が40年ぶりの高水準を記録し、カナダ中央銀行は、7回の連続利上げで400ベーシスポイントの引き締めに踏み切りました。1年を通じて、固定金利、変動金利の両方が上昇し、住宅価格は下落傾向になりました


2023年の経済・金利の展望は?

2023年を見据えて、多くの経済アナリストはオプティミスティックに捉えています。特に、カナダ中央銀行のこの利上げサイクルの終わりが近づいていると思われている点です。


もちろん、誰も将来は予言できませんし、今年はどのような事が起こるか分かりません。しかし、今年中に正常な市場環境に戻ることを期待できる理由は、以下の通りです。


金利

カナダ中央銀行は、今後数カ月の経済データによって利上げを継続するかどうかを決定すると述べています。さらなる利上げの可能性を否定することはできませんが、少なくともピークに近いと考えられています。


また、一部の経済エコノミストは、2023年末までにカナダ中央銀行が金利を引き下げることを予測しています。なお、2024年までには、現在の金利よりも低くなるというのが、多くのエコノミストの意見でもあります。


インフレーション

多少の「粘着性」はあるものの、カナダ中央銀行の利上げは、今年初めのインフレのピーク成長率を抑えることに成功していると言えます。インフレが正しい方向に向かい続ければ、カナダ中央銀行が利上げのサイクルを終了するという見方が強まる可能性があります。


経済

景気減速の兆候は明らかですが、カナダ中央銀行は雇用の減少を抑え、大幅な景気後退を回避できる「ソフトランディング」を実現できると考えているようです。また、GDP成長率が1%以下に減速し、2024年には約2%に再び上昇するとみています。


昨年の利上げの効果が十分に発揮されるまで、引き続き困難な状況が続くと思われます。しかし、2022年の荒波に比べれば、今後は緩やかな展開が期待できそうです。


そして、新しい年の始まりは、家計やモーゲージの支払い状況を見直すのに最適なタイミングです。モーゲージの更新が近づいている方、リファイナンスを考えたい、キャッシュフローを増やしたいなど、モーゲージに関するご相談がございましたら、お気軽にご連絡ください。


それでは、2023年も素晴らしい年となりますよう、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。



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