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支払った家賃が頭金になる!? Rent-to-Ownって何?

昨年からのカナダ中央銀行の金利変動に伴い、新しく不動産の購入を考えている人にとって、購入へのハードルが毎年上がってきている状況です。

金利上昇により、現在の家に住み続けるか、住宅の購入を先延ばしにするか、あるいは賃貸を継続していくことになった方も多いようです。

賃貸派の人は、モーゲージの金利、固定資産税、家の維持費などを考慮して、賃貸を選択する人も多いでしょう。よい条件で賃貸契約を継続できる方には、良い選択に思えますが、長期的にみると、果たして「最良の選択」とまではいえないのかもしれません。


カナダでマイホームを夢見ながら、賃貸という選択肢を選ぶ人にとって、Rent-to-Ownという選択肢があるのはご存じでしたでしょうか?この「Rent-to-Own」プログラムは、住宅購入への道のりの足掛かりとなるかもしれません。


では、「Rent-to-Own」とは一体どういったプログラムなのか、ご紹介しましょう。



Rent-to-Own とは?

Rent-to-Own」とは、基本的にRent-to-Own会社、または借主と貸主の間で交わされる契約です。

家主または賃貸会社から家を借りることになり、家賃の一部は、最終的に家を購入する際の頭金に充てられます。これを「Rent Credit(家賃控除)」といいます。賃貸契約期間中、または契約期間が満了した後、物件を購入する権利はありますが、強制的に購入する必要はありません。家を購入しない選択した場合は、「Rent Credit(家賃控除)」が無くなります。


また、購入を決めた場合、頭金の残高を支払う必要があり、モーゲージの融資審査や、住宅保険の加入など、様々な手続きが必要となってきます。


Rent-to-Ownの二つの契約の違い

Lease-Purchase Agreement(購入リース契約)


購入リース契約では、賃貸契約終了時に、家を購入することに同意します。

モーゲージの審査が通らなかったり、気が変わったなど、家を購入しなかった場合、ペナルティを課せられる場合があります。


Lease-Option Agreement(リースオプション契約)


購入オプション契約とも呼ばれ、将来家を購入するかどうか、選択が与えられますが、家を購入する義務はありません。こちらを選択した場合、ペナルティなしで賃貸契約終了時に退去することができます。


また、借主が家の購入をしなかった場合、貸主は支払われたクレジットを返金する義務はありません


Rent-to-Ownのメリット・デメリット

メリット


ークレジットスコアを上げるなど、時間を有効に利用しながら、頭金を貯めることができる


ー 現在の価格(同意した)で、購入することができる。(不動産価値が上がった場合、メリットとなる)


ー 家を購入する前に、実際に住むことができる


ー 現時点で、手が届かない物件でも、入居することができる


デメリット


ー 契約終了時に家を購入しなかった場合、通常の賃貸料よりも高くつく場合がある


ー 購入価格より、不動産価値が下がった場合、デメリットとなる


ー 賃貸をしている間は、物件を所有していないため、家の改良など、家に関してのコントロールはできない


ー Rent-to-Ownの場合、家賃がモーゲージの支払いより高くなる場合がある


Rent-to-Ownを検討すべきか?

Rent-to-Ownオプションを検討すべきかどうかの判断は…


ありがちな答えですが、ひとそれぞれ、状況によります

経済的な状況や、将来のプラン、個人の好みということになるでしょう。


もし、すでに不動産マーケットに参入できる安定した収入と頭金の準備があれば、自分のニーズにあった家の購入に踏み出すこともひとつの選択肢ですし、現在賃貸をしている家に惚れ込んでいて、家主との合意があれば、Rent-to-Ownという選択肢も考えてみるのは如何でしょうか?


不動産購入の決断は大変難しいものです。

不動産購入のオプション選びの段階から、ぜひお気軽にご相談ください。



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