2026年のモーゲージ最新動向:変動金利 vs 固定金利
- 2025年12月29日
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2025年もいよいよ年の瀬に差し掛かり、2026年にモーゲージの更新や住宅購入を考えている方にとっては、カナダのモーゲージ動向が気になる時期ではないでしょうか。
そこで今回は、カナダのエコノミストの見解も交えながら、2026年のモーゲージ市場の動向や現在の予測をわかりやすくご紹介します。

変動金利は落ち着き傾向
2026年は、変動金利のモーゲージが比較的安定する見込みです。カナダ銀行(BoC)は政策金利を据え置く方針を示しており、当面はこの状況が続くと考えられます。10月と12月の発表でも「今の金利水準は経済に適している」とコメントされています。
年末の経済指標も好調で、追加の金融刺激策は必要なさそうです。インフレも2026年は2%前後で安定すると見込まれており、経済がさらに強化されれば、2027年初頭には利上げの可能性もあります。
もちろん予期せぬ事態も考えられます。新たな関税やUSMCA再交渉の失敗などがあれば、経済は再び不安定になり、カナダ銀行も方針を変更せざるを得ないかもしれません。
それでも、2020年以降の急激な金利上昇を経験した変動金利モーゲージの借り手にとっては、ようやく落ち着きが戻ってきています。現在の基準金利は2.25%、プライムレートは4.45%で、比較的借りやすい水準となっています。
変動金利モーゲージの人気が高まる
金利据え置きが続くことで、変動金利のモーゲージは4%以下を維持し、3年ぶりに固定金利よりも有利な水準になりました。固定金利はわずかに高めですが、市場状況次第では差が広がる可能性があります。
2026年は、カナダやアメリカの経済動向、連邦準備制度の方針、AIバブル懸念などにより、固定金利が上昇しやすい状況です。そのため、借り手はリスクを理解したうえで、固定よりも低金利の変動金利を選ぶ傾向が強まっています。

固定金利の更新は支払い増に注意
2023年後半から2024年にかけては、モーゲージの更新時に支払いが大きく増えるのではないかと心配されていました。特に、2020〜2021年に低金利で契約した借り手は、支払いの増加が懸念されていたのです。
しかし、金利低下によりリスクはある程度緩和されました。支払いは増えるものの、残高が減っていたり、自己資金が積み上がっていたりするため、負担は比較的管理しやすくなっています。
例として、固定金利の借り手が2026年に更新する場合を見てみましょう。
平均的な住宅価格:607,280ドル
頭金:10%
期間:5年固定、25年返済
2020年12月の金利:1.39%、月々の支払い:約2,224ドル
2026年の最低金利:3.94%、残高465,843ドルの場合、月々の支払い:約2,800ドル→ 月々約576ドル、年間では6,912ドルの増加となります。

変動金利モーゲージの更新ポイント
すでに変動金利モーゲージを利用している人は、過去の金利上昇をある程度吸収しているため、更新時の支払い増は比較的少なく済むことが多いです。
しかし、これから変動金利モーゲージに切り替えを検討している人や、新たに借り入れをする場合は、基準金利や市場金利の動向によって支払いが変動する可能性があります。
ですので、更新や借り入れの前には、将来の支払い変化を見越した計画を立てておくことが大切です。
金利据え置きで住宅市場は停滞
2025年のカナダの住宅市場は、期待ほど回復せず、関税リスクや市場の不安定さから、多くの買い手が購入を迷う一年となりました。その結果、主要都市では物件の在庫が増え、買い手に有利な状況が続きました。
2025年後半には売れ行きがやや回復しましたが、住宅価格はまだ大きく上昇しておらず、金利据え置きの影響もあって、短期的な需要の急増は見込めません。それでも、物件が豊富にあり、選択肢が多い今は、購入を検討している方にとって絶好のチャンスです。
年明け以降は、市場の活性化も期待できそうです。
まとめ
2026年は、変動金利モーゲージが比較的安定しており、借り手にとって管理しやすい状況です。一方で、固定金利での更新は支払い増が大きくなる可能性があるため、計画的な準備が必要です。
変動金利の更新は負担が少なく、選択肢として再評価するチャンスでもあります。また、金利が安定し、物件も豊富にある今は、購入を検討している方にとって絶好のタイミングです。
2026年も、自分のペースで無理のない計画を立てながら、安心してマイホームを考えていきましょう。










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