将来を見据えたモーゲージ更新の考え方
- natsukigash
- 2025年12月22日
- 読了時間: 4分
2026年がホームオーナーにとって重要な理由
これからの2年間で、カナダのモーゲージ保有者の3分の1以上が更新を迎えます。カナダ銀行のデータによると、その数は200万世帯以上。その多くが、2020年〜2022年にかけての歴史的な低金利でローンを組んだ方々です。
そして今、多くのホームオーナーが「毎月の支払いが数百ドル単位で増える可能性」という現実に直面しています。
以前は、モーゲージの更新はそれほど大きな問題ではなく、単なる手続きの一つでした。しかし現在では、家計に大きな影響を与える重要な意思決定の一つになっています。
ここでは、
何が起きているのか
なぜ重要なのか
ホームオーナーはどう備えるべきか
を、分かりやすく整理します。

金利変動がモーゲージ更新に与える影響
更新年ごとの状況
2025年
3年・5年固定金利の満期を迎える人が多い
毎月の支払いは増える可能性が高い
ただし、段階的な利下げがあれば、多少の負担軽減にはなるかもしれません
2026年
1990年代以来、最大規模の更新ラッシュ
固定金利モーゲージの60%以上が年内に更新予定
ホームオーナーにとって非常に重要な年
2027年
変動金利の借り手はやや落ち着く可能性
ただし、すでに金利上昇を経験しているため、見直しは依然として重要
カナダの家庭で広がる家計へのプレッシャー
更新シーズンを迎える前から、家計はすでに圧迫されていました。Statistics Canadaによると、カナダの平均的な世帯は可処分所得1ドルに対して1.80ドル以上の負債を抱えています。
そこへ
モーゲージ支払いの増加
食料品
光熱費
保険料
が同時に上昇しているため、堅実に家計管理をしている家庭でさえ、負担を感じているのが現状です。
最近の全国調査では、モーゲージを持つカナダ人の71%が、次回の更新に不安を感じているという結果も出ています。
これは「一部の人」ではなく、大多数の問題です。

金融機関が更新時に見ているポイント
更新は新規申請とは異なりますが、金融機関は以下を重視します。
収入の安定性 長期的に返済を続けられるか
モーゲージ以外の負債 クレジットカードやローン残高
クレジットの使い方 支払い遅延、大きな買い物、信用枠の変化など
物件価値 安定・成長しているエリアかどうか
同じ銀行での更新では再審査が不要な場合もありますが、他行へ乗り換える場合は、新規申請に近い書類が求められることも多いです。
ホームオーナーが実際に取っている対策
多くの方が、次のような選択をしています。
償還期間の延長 月々の支払いを下げられるが、総利息は増えるため慎重に判断
金融機関の変更 より良い条件を求めて比較
リファイナンスによる借金整理 高金利のカードローン等をモーゲージにまとめる
ペナルティを考慮した柔軟なタームを選択 金利が落ち着いた後に再調整するため
家計の見直し 更新に備えて支出を再チェック
これらは「その場しのぎ」ではなく、長期的な安定を守るための戦略です。
よくあるケース
超低金利からの更新で、大幅な支払い増に直面する家庭
固定金利から変動金利への切り替えを考えている人
複数の借金を一本化したいホームオーナー
初めての更新を迎えるファーストタイムバイヤー
まとめ:知っておくべきポイント
今後2年で、過去最大規模の更新ラッシュが到来
多くのホームオーナーは支払い増を想定すべき
収入・負債・クレジット状況は重要
リファイナンスや償還期間調整で対応する人が増えている
早めの準備が、不要なストレスを防ぐ
モーゲージ更新は、ただサインするだけの手続きではありません。今のライフスタイルと将来設計に合っているかを見直す機会です。
更新日が近づく前に選択肢を整理しておくことで、安心して次のステージへ進むことができます。ぜひご相談ください。
















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