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2024年3月6日ーカナダ政策金利の発表について

今朝、カナダ中央銀行は、1月の発表に続き、金利の据え置きを発表しました。

政策金利は、引き続き5.0%、プライムレートは7.2%のままとなります。


変動金利のモーゲージ、Line of Creditなどをお持ちの方は、月々の支払い額に変更はありません


以下では、今回の金利据え置きになった背景について、詳しく説明いたします。



世界の経済状況

前四半期において、世界経済成長が減速しました。アメリカとユーロ圏のインフレは緩和の一途をたどっています。株価は大幅に上昇し、世界中の石油価格も予想以上に高くなっています。


カナダの経済状況

カナダでは、2023年第4四半期に期待を上回る経済成長という結果になりました。消費支出は1%増加し、輸出も強力な増加を示し、全体的な成長に繋がりました。


一方で、人口増加に対して雇用機会が追いついておらず、また、賃金の上昇に対する需要や供給が追いついていないという状況が見られます。全体的に、データは経済にわずかな余剰供給が存在していることを示しています。


また、カナダのCPIインフレは1月に2.9%に緩和し、価格上昇も以前よりも緩やかなものとなりました。ただし、賃貸や住宅費用はまだ高水準であり、これが生活費総体の上昇に寄与しています。


今後の見通し

カナダ中央銀行は、2024年上半期にインフレが3%に近い水準を維持し、徐々に減少すると予想しています。


最新のデータを踏まえ、政策委員会は金利を据え置くことを決定しました。理事会はなおも、インフレの持続に関するリスクに懸念を抱いています。


焦点は引き続き、コアインフレ率、需要と供給のバランス、賃金上昇率の動向、企業の価格設定にあります。カナダ中央銀行は、カナダの価格安定と、2%のインフレ目標を達成することに焦点を当てています。


次回のカナダ銀行の発表は2024年4月10日です。


変動金利の方は、年内に利下げが始まるのを期待したいですね。


この発表についてのご意見やご感想がありましたら、お気軽にメッセージをお送りください。


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